妊娠中は仕事へのやる気が出ない。体と向き合うことが大切

妊娠中は突然の体調不良やホルモンバランスの影響で、気分が優れず、やる気が出ないことも少なくありません。仕事と体・心のバランスが取れなくなったときにどうすればよいのか、妊娠中に突然やる気がなくなったときの対処法を紹介していきます。

妊娠中に仕事へのやる気がなくなる理由

妊娠中はさまざまな要因で仕事に対するやる気が落ちやすくなります。突然やる気をなくしたとき、自己嫌悪に陥ってしまう人も多くいますが、そうならないためには「なぜやる気がなくなってしまうのか」理由を把握しておくことが大切です。
妊娠中に起こるいろいろな症状から、やる気がなくなる原因を見ていきましょう。

つわりによる症状

つわりには個人差があり、多くは吐き気をもよおしたり、食欲がなくなったりといった症状が起こります。

つわりが始まる時期も人によって差はありますが、ほとんどが妊娠5~6週で始まり、2カ月程続くとされています。つわりが起こる原因はいまだにはっきりしておらず、妊娠によってプロゲステロンなどの女性ホルモンのバランスが変わることが影響するという説もあるようです。

そのほか、妊娠によって起こるアレルギー反応の一種という説や、妊娠によって体が酸性に変わるという説、妊娠中は休めと赤ちゃんがメッセージを送っているという話もあります。

つわりというと、吐き気が起こるだけと思われがちですが、吐き気以外にも体のだるさや眠気、倦怠感、頭痛や便秘、下痢などの体に起こる症状のほか、イライラや急に不安になるといった精神的な症状もつわりの一種だとされています。

仕事のやる気が出ない原因も、実はつわりによる倦怠感や意欲低下によるものかもしれません。

ホルモンバランスの変化

妊娠による倦怠感や気分の落ち込みは、ホルモンバランスの変化が大きな影響を与えているのかもしれません。

「自分は大丈夫」だと思っていてもある日突然起こり、妊娠中の一定の期間は悩まされる人が多いでしょう。普通の風邪のような症状や、ちょっとした頭痛やだるさで終わってしまうこともあるため、自然と症状が治まるのを待って過ごす人が大半です。

一方で、ホルモンバランスの変化によって、何もしていないのに涙が止まらないなど鬱に近い心理状態になってしまう人もいます。

マタニティーブルーかも

特に環境に変化はないのに、なぜか気分が落ち込んでしまうことを「マタニティーブルー」といいます。

これもホルモンバランスの変化によって起こることが多く、ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込んだり、涙が止まらなくなったりするなどの症状が起こります。

仕事中にイライラが止まらなくなったり、やる気がなくなったりしてしまうのは、ホルモンバランスの変化によるマタニティーブルーが原因かもしれません。ホルモンバランスは自分で調整できるものではないため、このような現象が起こる可能性があることを、自分で受け入れて向き合っていくことが大切です。

妊婦さんが仕事に行きたくなくなる理由

最近では、出産ギリギリまで会社に出社する妊婦さんも増えてきました。いくら自分で決めたとはいえ、会社に出社するのがストレスになることもあるのではないでしょうか。

仕事に行きたくないなと感じているのはあなただけではありません。妊婦さんが仕事に行きたくなくなる理由を見ていきましょう。

体調不良

妊婦になると体調を崩しやすくなります。ほとんどの女性が経験するつわりですが、それ以外にも腰痛や頭痛、腹痛などいろいろな症状が出てきます。

妊婦は体調が悪くても薬を飲みづらいため、体調不良に耐えないといけない場面も多くなりがちです。結果、仕事どころではない状況に陥ってしまうこともあります。

また、「仕事中は体調不良を我慢しなければいけない」と感じることが、さらなるストレスに繋がっている可能性も考えられます。

通勤がストレス

都会に住んでいる場合、通勤時の満員電車に巻き込まれることもあるでしょう。満員電車では、お腹を圧迫されたり、息苦しくなったり、臭いがきつかったりと、妊婦の体にはよくない影響が多くあります。

マタニティマークをつけていても優先席に座らせてもらえないなど、ストレスを感じる場面も珍しくありません。

そんな状況に耐えてでも仕事に行かなければならないという心理状態に対して、「行きたくないな」と感じるのです。

周囲の妊娠への理解が薄い

仕事に行くと、同僚や先輩などとやりとりをしないといけない場面も出てきます。妊婦に対して理解がない人から、体調不良で休んだだけでもチクチク文句を言われたり、肩身が狭い思いをしたりすることもあるかもしれません。

世の中には「マタハラ」という言葉があるように、妊娠に理解がない人も一定数存在します。

また、女性社員の間でマウントを取り合ったり、先輩から出産や子育てに対する価値観を押し付けられたりすることで、ストレスを感じてしまう状況もよくあるようです。

妊娠中の仕事への取り組み方

妊娠中に起こる症状を考えると、やる気がなくなってしまうのは自然な現象ともいえます。

妊娠中、どういった姿勢で仕事に取り組めば楽に過ごせるのか、妊娠中の取り組み方を紹介します。

体を第一に考える

何よりも大切なのは体を第一に考えることです。自分一人の体ではないため、仕事が忙しくても、うまくいかない状況であっても、まずは自分の体を大切にしましょう。

周囲に気をつかってしまう人ほど、妊婦であっても頑張りすぎてしまう傾向があります。決して無理せずに、赤ちゃんのことを考えながら仕事に取り組むようにしましょう。

無理をしない程度に周りへ配慮する

妊娠したことがきっかけで、過剰に周りに気をつかってしまう人も珍しくありません。「妊婦だからといって甘えてはいけない」と考えたり、「今までどおり働かないと」と頑張りすぎてしまったりする人もいるでしょう。

周りに気をつかいすぎると疲れてしまうのは自分です。無理のしすぎで仕事中に倒れてしまったりすれば、逆に周りに心配をかけてしまいます。仕事中の周りへの配慮も大切ですが、まずは無理しすぎないように心がけましょう。

頼ることも必要

時には仲間に頼ることも大切です。フォローを入れてくれる人を味方につけておきましょう。ただし、「助けてもらって当たり前」という態度は周囲によい印象を与えない可能性もあります。

妊娠中に助けてくれた人にはきちんとお礼を言う、出産後落ち着いた頃にお菓子や小物を買って渡すなど、感謝の気持ちを伝えることが重要です。

また、出産後に職場復帰をした際は、自分が妊婦さんをフォローする立場に回るなどすると、周囲と良好な関係を築くことができるでしょう。

やる気が出ないときはどうしたら?

やる気が出ないとはいえ、仕事を休めないときもあるでしょう。やらなければいけないけれど、やる気が出ないときの対処法も紹介します。

できるだけ睡眠をとる

妊娠中は眠気がひどく、常にだるい状態が続くこともよくあります。このようなときは、眠気を我慢するのではなく、少しでも休憩をはさんで睡眠を多く取るようにしましょう。

体を休める効果もありますし、睡眠を取ることによって頭がすっきりして、やる気が出てくることもあります。

また、どうしてもやる気が出ないときは、思い切って一日休んでとにかく寝るという方法もあります。

ときには気分転換を

仕事をしていて気分が乗らないときは、音楽を聴いたり、おいしいおやつを食べてみたり、立ち上がって運動してみたりと、気分転換をしてみましょう。体が凝り固まっていることで、やる気にも影響してくることがあります。

もし仕事中に音楽を聴ける環境にあるならば、好きな音楽をかけながら仕事をするのもおすすめです。休憩がてら階段を昇り降りしてみたり、その場で無理のない程度にストレッチしてみたりと体を動かすと、頭も自然とすっきりするかもしれません。

運動する際は、くれぐれも体に気をつけて軽い運動を心がけてくださいね。

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